ドラマ『ラジエーションハウス』全話無料配信中

遠藤さんは強面だけど、優しい雰囲気が伝わる役ですし、山口さんも前クールでやっていたドラマがなかなか怖い役だったのですが、それを打ち消すクールな役柄でさすがだなと思いました。

しかしその反面、演技派俳優さんが多すぎて翼ちゃんの大根っぷりが目立つのが少し残念です。

優秀なお医者さんの役ですので、難しい医療用語を話したりシリアスな雰囲気のシーンも、大根演技のせいで説得力がないです。

原作の漫画を見ているので、原作のイメージの杏ちゃんとは正直全然合わないです。

窪田くんは原作の少し気持ち悪い雰囲気とかも出ているので良いと思います。

漫画の実写化には賛否両論あるとは思いますが、杏ちゃんのキャスト以外はすごく良いと思います。

話自体も今までの医療ドラマはお医者さんや看護師さんがメインのものがほとんどだったので、放射線科にスポットを当てるというのが新鮮でとても面白いと思います。

医者より優秀な五十嵐が毎回画像を見て病気を特定するシーンが気持ちいいです。

今後の杏ちゃんとの距離を縮めていけるかの部分も楽しみです。

医療ドラマは他にも色々ありますが、放射線技師という医師をバックアップする裏方の医療ドラマは初めて観ました。

放射線技師でもあり、医師の知識をもつ唯織が本来だったら特定できない病因をみつけ、それが病院側の事情で拡く受け入れられず異常なしとも診断されることに驚きました。

専門的な分野で昔とは違った医療も可能になる中、昔ながらの細かい放射線技術も取り入れて病因も特定できるのはシステムやハイテク技術だけでなく人が活かされているようで好感がもてるドラマの作りです。

恋愛が、非常にゆっくりとしたスペースで進展してますが、杏は確実に唯織の存在を意識しているのが毎回観てて思います。

直球な気持ちの伝え方より、杏の仕事の手助けをして負担を減らすようにすり唯織のやり方など、仕事でも恋でも裏方でこっちもいいなと思いました。

最初、唯織の特別な才能がメインの医療技術ドラマなのかなと思いましたが、ラジエーションハウスの仲間たちの協力もないと才能だけでは人は救えないという考えに変わりました。

ドラマのタイトルや漫画は革新的なイメージなものの意外と地味な努力などが基にあってドラマが構成されてます。